生姜(しょうが)の効果・効能

生姜(しょうが)の皮のすぐ下にある細い管には、精油(特有の芳香を持つ揮発性の油)が含まれています。この精油には、ジンギベロール、ジンギベレン、クルクミン、ピネン、シトラール類、ボルネオールなど、400種類以上もの芳香成分が含まれています。

これら生姜(ショウガ)に含まれる成分の相互作用で、生姜(しょうが)のさまざまな効果・効能が生まれます。これまで世界中の研究で確立された生姜(しょうが)の効果・効能をまとめてみます。

生姜(しょうが)に期待できる効果・効能

1.体を温める

生姜(しょうが)に含まれるジンゲオールなどが血行を促進するため、体を温め、冷え性を改善する作用がある。

2.免疫力を高める

白血球の数を増やし、その働きを促進して免疫力をアップする。

3.発汗・去痰を促す

血管を拡張して血行をよくする上に、体内のさまざまな管や腺組織を刺激して、発汗や去痰(タンをとり除く) を促す。

4.咳を鎮める

脳の中枢に作用して、咳をとる。

5.解熱作用

解熱・鎮痛剤として知られるアスピリンの80%程度の解熱作用があるといわれている。

6.鎮痛・消炎(炎症を消し去る)作用

1日10~30グラムの生妾の乾燥粉末を投与することで、リウマチや関節炎に効果があったという実験結果がある。化学薬品の消炎・鎮痛剤には、胃炎などを起こす可能性があるが、生姜(しょうが)は胃壁を守る作用もあるので、その点でも安心。

7.血液凝固を抑制する

血小板の粘り気をおさえて血液凝固を防ぐ。血栓ができにくくなるので、脳梗塞や心筋梗塞、高血圧などを予防・改善する効果もある。

8.強心作用

生姜(しょうが)は心筋を刺激して、心筋の収縮力を高め、血管を開いて血流をよくする。脈拍や血圧をゆるやかに下げる。

9.胃腸の消化・吸収能力を高める

胃腸の内壁の血行をよくして、胃腸の働きを活発にし、消化吸収を高める。生姜(しょうが)に含まれているジンジペインという成分は、強力なタンパク質分解酵素。パパイヤに含まれるパパインや、パイナップルに含まれるブロメラインに匹敵するほどの作用がある。

10.胃潰瘍を防ぐ

生姜(しょうが)には、少なくとも7種類の抗潰瘍成分が含まれていることがわかっている。胃潰瘍の原因とされるへリコバクター・ピロリ菌を殺菌する作用もある。

11.吐き気をおさえる

二日酔いやつわり、船酔いなどによる吐き気をおさえる効能がある。抗がん剤や麻酔の副作用による吐き気にも効果的。吐き気は、神経伝達物質のセロトニンが胃腸の運動を過剰に活発化させることによって起こるが、生姜(しょうが)の成分のジンゲロールにはセロトニンの働きをおさえる作用がある。

12.抗菌・抗ウイルス・抗寄生虫作用

生姜(しょうが)には強い殺菌力もある。風邪ウイルスや気管支炎・肺炎などを起こす細菌類、大腸菌やサルモネラ菌・黄色ブドウ球菌などの食中毒菌、カンジダや水虫などの真菌に対して、抗菌作用が働く。回虫やフィラリアのほか、魚に寄生しているアニサキスなどの寄生虫も駆逐する。だから、寿司に添えられるガリ(生姜(しょうが)の甘酢漬け)は一緒に食べたほうがいい。

13.めまいや耳鳴りを防ぐ

生姜(しょうが)は内耳の血行をよくして、めまいや耳鳴りを防ぐ働きがある。

14.血中コレステロールを下げる

生姜(しょうが)に含まれるジンゲロールが、胆汁の排泄を促進するため、血液中のコレステロールが低下する。

15.生殖機能を改善する

血行不良を改善する作用がある生姜(しょうが)は、子宮、卵巣への血行をよくして、その働きを促し、月経を軽く、正常にする効果もある。不妊症にも効果を発揮する。男 性の精子の連動率を高めるともいわれている。

16.酸化を防止する

体内で活性酸素を除去する働きも期待できるため、がんやアレルギー、免疫疾患などのほか、老化の予防や改善にも役立つ。

17.うつ病を防ぐ

漢方医学では、生姜(しょうが)は「気を開く」、つまり「うつ」を改善する作用があるとしてきた。「気の病」 の特効薬である漢方「半夏厚朴湯」 の成分にもなっている。

18.解毒を促して、体内を浄化する

血液の循環をよくすると同時に、発汗や排尿、排便を促す作用がある。体内の毒素を排出し、浄化する。

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